病院概要
画像情報管理科
画像情報管理科には放射線科医1名、診療放射線技師6名が在籍しています。一般撮影装置、CT装置、MR装置、乳房撮影装置、骨密度測定装置、X線TV装置、血管造影装置などを備え、検査を受ける方にとってより安心、安全で有益な情報が提供できるようにスタッフのレベルアップに日々努めています。また、地域医療機関との連携をはかりCT装置、MR装置の共同利用を積極的に行い、各医療機関の先生方にも診断情報を提供しています。
一般撮影装置
X線を用いて胸や腹、骨などの異常を調べる検査です。一般的にはレントゲン検査と呼ばれています。肺がん検診の胸部X線検査もこれにあたります。
検査を受けられる方へ
衣類のボタン・ファスナー・プリント、カイロ、湿布、ネックレスなどが撮影部位にあると、画像に写り込む可能性があります。必要に応じて、更衣・取り外しをお願いすることがあります。不明な場合は、担当技師にご確認ください。
乳腺撮影装置(マンモグラフィ)
乳房の病気を調べる検査です。乳房は柔らかい組織でできているので専用のX線撮影装置を用いて撮影します。撮影する時は、板で乳房を固定(圧迫)して撮影します。
検査を受けられる方へ
良い写真を撮るためには乳房を薄く平たくする必要があります。そのため位置合わせのために技師が乳房に触れます。個人差はありますが、圧迫するために痛みを伴う検査となります。我慢できない痛みの時は遠慮せずに担当技師に声をかけてください。
X線CT装置 TOSHIBA社製 Aquilion CX
X線を用いて胸や腹、骨などの異常を調べる検査です。CTでは輪切りの画像を得ることができます。当院の装置では、心臓の血管を評価する冠動脈CTも撮影することができます。
検査を受けられる方へ
検査部位にある金属やプラスチックなどを取り外していただくことがあります。
頭部の場合:眼鏡・ヘアピン・補聴器・ピアス等
胸腹部の場合:ネックレス・ブラジャー・ズボン・スカート・湿布・カイロ等
検査着に着替えていただく場合もあります。詳細は担当技師にご確認ください。
MR装置 SIEMENS社製 Aera1.5T
強い磁力と電波を使い体の中や血管を撮影する検査です。トンネルの中に入り、音が鳴る中で検査を行うのが特徴です。
検査を受けられる方へ
MRは強い磁力を使用するので、金属製品は持ち込めません。更衣場所、ロッカーを用意しておりますので、担当技師の指示に従って更衣をお願いします。
血管造影装置 SHIMADZU社製 Bransist safire
血管の中に造影剤を流し込んでX線を用いて撮影することにより、血液の流れを見ることができる検査です。
心筋梗塞の治療などもこの装置を用いて行われます。
X線TV装置 HITACHI社製 CUREVISTA
X線を用いて透視像をリアルタイムに見ながら検査する装置です。代表的なものは、バリウムを飲んで行う胃がん検診や整形外科が行う腰痛の治療、胆石による黄疸の精査・治療などがあります。